9月初旬でクローズとなった夏の移籍市場。だが、イングランドでは9月9日から11月25日までの期間(今年の場合)において、“Emergency loan”と呼ばれる短期ローン移籍が可能となっている。
基本は28~93日間という短期であるが、冬の移籍市場が開いた際にシーズンローンに切り替えることも可能。そして、原則的にはフットボールリーグ(英2~4部)、またはそれ以下のディヴィジョンのクラブがプレミアリーグから選手を借り受ける形だ。
そんな、“Emergency loan”で獲得可能なプレミアリーグのスターたちについて、『telegraph』が取り上げていた。その顔触れを見ていこう。
ジェローム・シンクレア リヴァプール FW 19歳
リヴァプールがトップチームで育めると期待し、ミドルティーンで契約を結んだ数多くの選手のひとり。昨季ウィガンへのローンを経てブレイクするのではないかと見られていたが、チームとの契約延長拒否したことで、ブランダン・ロジャーズのチームから締め出された。
ジョアン・カルロス リヴァプール MF 22歳
昨季2部ブライトンへの充実したローン期間を経て、トップチームに割って入る期待を持ってアンフィールドに復帰した。ヨーロッパでの戦いはブレンダン・ロジャーズ監督に対しインパクトを与える機会を彼に与えるであろう。そして、それが夏の移籍期間内にローン放出しなかった理由を物語っている。
ライアン・レドソン エヴァートン MF 18歳
すでにトップチームデビューは果たしており、さらなるチャンスを得ることが期待される。ロベルト・マルティネス監督のジレンマはこのティーンエイジャーがグディソン・パークでスカッド入りしてさらに学んでいくのか、2部へのローンで毎週プレーするという次なる一歩を踏み出すのかということだ。