『Stuff』は「かつてオークランド・シティでプレーした元日本代表MF岩本輝雄は、オークランド・シティのチャンスは五分五分であると話した」と報じた。
今週半ばに開幕を迎えるクラブワールドカップ。オセアニア代表のオークランド・シティは初戦でJリーグ王者のサンフレッチェ広島と対戦することが決まっている。
2006年大会でオークランドの一員となった岩本輝雄氏は、大会に向けてインタビューに答え、チャンスは五分五分にあると話した。
岩本輝雄
「広島は4年間で3回のタイトルを獲得しています。本当にいいチームですし、間違いなくタフな相手です。
しかし、何でも起こる可能性があるのがサッカーです。オークランド・シティのチャンスは五分五分でしょう」
「(オークランド・シティについて)
2006年のチームはとてもフィジカルなスタイルのサッカーをしていました。日本とニュージーランドを比べれば、事実サッカーは大きく異なっていました。
これは敬意を欠いているということではないのですが、2006年にはニュージーランドのリーグはラグビーのように思えました。オークランド・シティでの2試合目では、私は自分もフィジカルを見せる必要があると考えました。
キウィテア・ストリート(オークランド・シティの本拠地)でハードなタックルをして、そしてレッドカードを貰いました。とてもハッキリと覚えています。
オークランド・シティは、いつも心の中にあるチームです。彼らはサッカーにおいて正しい道を進んでいますし、チームとして成熟してきています」
「(2006年のチームについて)
カーリン・ジョーダンとグラント・ヤング(二人とも元南アフリカ代表)は非常に上手い選手でしたし、あの頃オークランドでとても上手くやっていました。彼らは多くのリーグを勝ち取っていましたしね。
カーリンが逝去したことはとても大きな衝撃でしたね(2013年にガンで死去)。彼はまだ若かったから。彼はオークランドに来たときからいい友人でした」
「(2006年と2015年のチームの違いについて)
私が横浜FCとの試合を見たとき、彼らは素晴らしい前半を見せて、試合にも勝てた可能性がありました。今のチームは、私が9年前にプレーしていた時とは大きな違いがありますね」
「(大会の優勝候補について)
バルセロナが勝つでしょうね。リーベル・プレートは夏(スルガ銀行カップ)に日本でプレーを見ました。彼らもまたいいチームで、大きなチャンスがあると思います。
しかし、我々はリオネル・メッシ、ネイマール、ルイス・スアレスについて話しています。皆オークランド・シティがバルセロナと決勝で対戦するところを思い描いているでしょう」