『FourFourTwo』は「サウサンプトンのロナルト・クーマン監督は、ユルゲン・クロップこそプレミアリーグが求めていたものであると話した」と報じた。
水曜日に行われたキャピタルワン・カップで、サウサンプトンはリヴァプールに1-6と大量失点し敗れた。
完膚なきまでに叩きのめされたロナルト・クーマン監督であるが、インタビューではユルゲン・クロップ氏がこの2ヶ月で見せてきたサッカーを絶賛。
「彼こそイングランドのサッカーを変える存在だ」とまで話し、本当の攻撃的なサッカーを展開していると論説した。
ロナルト・クーマン
(サウサンプトン監督)
「ユルゲン・クロップは本物の攻撃的サッカーをしているよ。誰もが見たがっている種のサッカーだ。
根本から全く違う。我々は今、他とは全く異なるリヴァプールを見ているのだよ。彼らはプレミアリーグで戦っている他のビッグクラブとは比較できない。
ビッグクラブは、本当の意味での攻撃的サッカーをする勇気はないんだ。
マンチェスター・シティはそうではない。マンチェスター・ユナイテッドも違う。アーセナルもそうではないし、チェルシーも。
彼らの意図は全く異なっている。少しだけ下がって、相手のミスを待って、そこから一気に攻撃する。
クロップが今この国のサッカーでやっているものは、とても目新しく面白いものだ。彼のアプローチは、プレミアリーグが求めているもの、そのものだ。
フィジカルで、そして守備的なプレミアリーグは世界で最高だ。しかし、どのビッグチームにとっても、本当の攻撃的サッカー、娯楽的なサッカーを準備するのは難しくなっている。
クロップがもたらしているものは、イングランドのサッカーのレベルを引き上げるものだ。ファンのために、試合をより魅力的にしてくれる」
「リヴァプールが何故ベストチームと競争できるかと言えば、クロップがあまりに偉大なプレーをしているからだ。私は、いつも前に出るガッツを持っているコーチを賞賛している。
クロップは受動的ではない。彼は待たない。ピッチではチームがボスになるよう求め、そのために進んでいる。
チェルシーを相手に3-1、マンチェスター・シティを相手に4-1、そしてサウサンプトンを相手に6-1だ。トップレベルのサッカーにおける決定的なアイデア無しには、それは成し遂げられない」