先週末の試合でセビージャに敗れたことで、ヌーノ・エスピリト・サント監督がバレンシアを辞任すると発表した。

現在その後任については未定となっており、アシスタントを務めていたフィル・ネヴィルとサルバドール・ゴンサレス“ボロ”が暫定的に指揮を執ることになった。

今のところ、シンガポール人オーナーのピーター・リム氏からは「追って連絡する」という通知が来ているとのことで、その他特に新監督が決定しそうな感触のある情報はない。

しかしもちろんメディアではいくつかの推測が行われており、それをまとめてみよう。バレンシアを率いる可能性がある6名の指導者とは?

フランク・ライカールト(フリー)

信憑性:まずない

29日、ヌーノ監督が辞任を発表した直後に『Sport』は「バレンシアの新監督候補はフランク・ライカールトである」と報じた。

かつてバルセロナを暗黒時代から黄金期に引き上げたライカールト。2008年に退任した後はトルコの名門ガラタサライ、サウジアラビア代表を率いていた。

しかし2013年に解任となった後は現場から離れており、一線を引いた立場からサッカーに関わっている。

フリーであり、そして大物。これからビッグクラブになろうとするバレンシアにとっては魅力的な人材であることは間違いない。

しかし、この直後の動きは速かった。その日のうちにライカールトの代理人を務めているペリー・オフェレームは『Calciomercato』に対して「バレンシアのことは何も知らないが、彼は何も扉は閉じていない」とコメント。

さらにその後『Sport』自身が「ライカールトは、バレンシアの指揮を執ることにNOと言った」と報じており、噂はほぼ立ち消えになった。

これに関してはよほどのことがない限り再燃しないだろう。

【次ページ】二人目は?