2日に万博記念競技場で行われたJチャンピオンシップの決勝1stレグ、ガンバ大阪対サンフレッチェ広島は、年間王者の広島が大逆転で勝利した。
リーグ戦終了後からたっぷり充電期間のあった広島に対し、ガンバにとっては準決勝から3日とやや厳しい日程のなか行われた試合。しかし序盤から広島が佐藤寿人のヘディングでゴールを急襲すれば、ガンバも宇佐美貴史が鋭いシュートを放ち、両エースがゴールを狙う積極的な展開に。
前半は一進一退のなか0-0で折り返すが、後半はガンバが広島の要所を潰し、速効からリズムを作る。そして、広島の連携ミスを突いた長沢駿がゴールを決めてホームのガンバが先制する。
ガンバはさらに攻守に奔走した長沢の代わりにパトリックを投入し、攻勢へ。直後に遠藤保仁のセットプレーからそのパトリックがフリーとなるが、ヘディングは枠を捉えられず。すると広島は同じく途中投入された浅野拓磨がスピードを生かして抜け出すと、シュートはポストを叩いたものの、跳ね返りを柏好文が合わせ、これをドウグラスが頭で押し込んで同点とする。
決勝に相応しい白熱した展開。しかし試合はここからさらに、劇的なドラマを生む。
ガンバは失点直後、セットプレーのこぼれを今野泰幸が右足で合わせ再び勝ち越しに成功するが、終盤、オ・ジェソクが競り合いの後に手を出し退場。数的優位となった広島は後半アディショナルタイム、セットプレーから佐々木翔が高い打点で合わせ同点に追いつくと、さらに終了直前、柏好文が右足でネットを揺らし勝ち越し!
激しい打ち合いを制した広島が敵地での1stレグを3-2と勝利した。
決勝2ndレグは5日(土)、エディオンスタジアムで行われる。キックオフは19:30。