アラン・ザゴエフ
2010年1月、ロシアへ渡った本田を待ち受けていたのは19歳でCSKAモスクワの10番をつけた天才ザゴエフとの競争だった。
ロシアリーグ開幕戦、本田はボランチで起用され、トップ下にはザゴエフが起用された。以降、本田はボランチ、両サイドと本来のトップ下以外のポジションで起用されることが多く、レオニド・スルツキー監督と対立の噂も流された。
それでも、2012年7月のザゴエフの結婚式には本田も出席している。
2013年には「本田がマッサージ師に別れを告げたのを聞いた」と本田の移籍を言及、ねぎらうしぐさを見せた。その半年後、本田はミランへ移籍している。
ザゴエフは現在もCSKAの10番として活躍中。2015年8月スルツキー監督がロシア代表の監督も兼任することとなり、ザゴエフもフリーキックを決めるなど代表でも師弟関係を築いている。4連勝でEURO2016の出場権を獲得、順調にいけば来年の本大会で躍動する姿が見られるはずだ。