黒人選手として初めてドイツ代表に選ばれたことでも注目を集めたゲラルト・アサモア。2013年からはかつて活躍したシャルケのⅡチームに所属していた彼は、37歳にして現役からの引退を決めた。
「ずっと引退の日は自分で決めたいと思っていた。医者から心臓疾患について告知された時、その数年後に数千人の人達の前で引退試合をできるなんて考えもしなかったよ」と語っていたアサモア。
現地土曜日にフェルティンス・アレーナでその引退試合が行われた。
61,104人ものファンたちが駆けつけたその試合では、彼の息子であるイェーデンくんがゴールを決める場面もあった。
得点後にユニフォームをめくり上げて、「パパは最高」などとのメッセージを見せたイェーデンくん。
なんでも、彼の登場はアサモア本人には知らされていなかったようで、「驚いたよ。何も知らなかったからね。突然マイクを持った彼がそこにいた。『彼はあそこで何をするんだ?』って思ったよ。彼は自分よりもよかったね。特にいいシュートを持っているよ」などとも語っていたとのこと。