9日、『Ghanasoccernet』は「ガーナ代表FWアサモア・ギャンは、選手に対するボーナスをカットする案を検討していることに激怒した」と報じた。

アフリカ諸国ではサッカー連盟や国のスポーツ省が経済的に恵まれておらず、以前から選手に対するボーナスの支払いでトラブルが続出している。

強豪であるガーナも例外ではなく、2014年ワールドカップにおいても支払いが遅れたことから練習がボイコットされ、連盟の職員が自ら現金を持ってブラジルに飛ぶなどの事件もあった。

現在ガーナのスポーツ省は、代表チームが国際的な舞台であまり結果を残せていないこと、トラブルを削減したいということから選手の勝利ボーナスは5000ドル(およそ60万円)を上限とする案を検討しており、これが採用されるとほぼ50%の大幅な削減となる。

チームのエースを務めているアサモア・ギャンは、スポーツ省が個人的な復讐や報復としてボーナスを削減しようとしていると話し、ラジオ局のインタビューで怒りを表した。

アサモア・ギャン
(上海上港&ガーナ代表FW)

「(ガーナサッカー連盟が資金難のために代表選手のボーナスを半減させることを計画しているが?)

正直に言えば、僕はこの事件に対して完全に動揺している。これは個人への攻撃であると思う。

サッカー選手としての我々は労働者でもあり、厳しい1日の仕事の後、給料を受け取る必要がある。

引退して、そして病気になったとき、大臣のオフィスに駆け込んで『僕は代表チームでプレーしたのだから、あなたたちが医療費を全て負担すべきだ!』と言うことはないと思う。

我々は奴隷ではないのだ。そのようなものは道義的に実施できないものだ」

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