理由③石井監督のチームマネジメント
【#ナビスコカップ 決勝】石井 正忠監督(鹿島)の試合後会見 #Jリーグ
https://t.co/4rnIeaKlXp
— Jリーグ (@J_League) 2015, 11月 1
試合を通して圧倒的な存在感を見せたのが小笠原ならば、短い時間で眩い光を放ったのがカイオと鈴木優磨だ。
圧倒的なスピードとゴリゴリのドリブル突破で異彩を放つカイオは、流れを変えるジョーカーとしての地位を確立中。この日も迫力ある突破で脅威を与え、見事な抜け出しからトドメの3点目をゲットした。
一方の鈴木優はセンターフォワードではなくサイドハーフとして出場。積極果敢なプレーでチームに推進力を与え、金崎の2点目をアシストするなどルーキーながら堂々したプレーを披露した。
石井体制になってから途中出場の選手たちがゴール、アシストを連発しているが、指揮官は伸び悩み気味の選手たちも蘇生させている。
独特の間合いのドリブルで風穴を開ける中村、ナビスコ杯のニューヒーロー賞に輝いた赤崎、ボランチとしてもクローザーとしても存在感を高めている山村和也――。石井監督の功績は計り知れない。
ナビスコ杯決勝での完勝劇は、逆転での2ndステージ優勝を狙うアントラーズに勢いをもたらした。途中出場の3人がそれぞれチームの勝利に貢献したのも間違いなくプラスだ。ここから勝ち続けることができれば、常勝軍団復活の時は近い。
チーム力を最大に高める指揮官のマネジメントにも注目しつつ、18冠目となるタイトルを心待ちにしたい。
2015/11/01 written by ロッシ