ギリシャの名門チームPAOKテッサロニキは、かつて元日本代表FW中山雅史に関心を持っていたことでも知られている。
近年は若年層の底上げに力を入れ、2014-15シーズンにはU-15チームが国内で優勝と育成部門が大きな成果を収めている。
すごいのはここからだ。何とPAOKは今シーズン、そのU-15チームの少年2人をトップチームに招集し背番号を与えたのだ。詳しく見てみよう。
アレクサンドロス・ガルガラジディス
最初に紹介するのは、背番号28番をつけるアレクサンドロス・ガルガラジディスである。
2000年4月生まれの15歳で、昨シーズンのU-15では公式戦16試合15ゴールをあげ得点王に輝いた。
元々ベビデスというチームに所属していたが、2011年にPAOKと契約を結んだという。公式サイトによると、「生まれながらのセンターフォワード」と説明書きがあり、178cmの長身でボール扱いも巧い。
トップチームデビューこそまだではあるが、今季は年齢的には2つ格上のU-20チームを中心に試合に出場している。
先月、ギリシャU-17代表へ初招集され“飛び級”参加もしており、まさしくシンデレラストーリーの階段を駆け上がっていると言えよう。