13日にハノイ市で行われたワールドカップ・アジア2次予選F組の第4節で、宿敵タイに0-3で完敗を喫したベトナム代表の三浦俊也監督に対する風当たりが強くなっている。

ベトナムサッカー連盟(VFF)内部でも解任派と擁護派に分かれて議論がなされているが、勝率だけをみれば、三浦監督は歴代監督の中で、トップタイにつけている。

三浦監督は、同予選第2節で台湾代表に2-1で辛勝したときや、U-23ベトナム代表を率いて出場した東南アジア競技大会(SEA Games 2015)の準決勝でU-23ミャンマー代表に1-2で敗れたときも非難の的となった。

また、昨年4月の就任から現在までに何のタイトルも獲得していないことから、解任説も浮上。これについては、ファンの間でも賛否両論が巻き起こっている。

ただし、三浦監督の就任以前が良かったかというと決してそうではなく、ベトナムが国際タイトルを獲得したのは、2008年のAFFスズキカップが現時点では最初で最後だ。

客観的に分析するため、歴代の代表監督を勝率で並べたランキングがある。それによると、三浦監督の勝率は50%で、歴代トップタイとなっている。

ベトナム代表歴代監督の勝率ランキング

1位:アルフレッド・リードル(1998-2000) 32戦16勝
1位:三浦俊也(2014-) 14戦7勝
1位:エンリケ・カリスト(2002) 10戦5勝
2位:エドソン・タバレス(2004) 11戦4勝
3位:ファン・タイン・フン(2012) 14戦5勝
4位:アルフレッド・リードル(2005-2007) 23戦8勝
5位:エンリケ・カリスト監督(2008-2011) 42戦11勝

もちろんサッカーには、様々な要素が絡んでくるため、勝率だけで、その監督が成功を収めたとは言い切れない。続投か解任か、いずれにせよVFFは、明確な理由とビジョンを示す必要があるだろう。

(C) zing, 三浦俊也監督

記事提供元:「解任説浮上のベトナム代表三浦俊也監督、勝率では歴代トップタイ@Vietnam Football

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