10月13日に行われたワールドカップ・アジア2次予選の試合で、宿敵タイにホームで0-3の完敗を喫したベトナム代表の三浦俊也監督の立場が危ういものとなっている。
14日には、Facebookで三浦監督を名乗る偽アカウントが辞職を表明する内容のコメントを投稿。これを本物と思い込んだ一部メディアが一斉に報道して騒ぎになった。
しかし、三浦監督がFacobookを使用していないことは周知の事実。地元記者が三浦監督に直接連絡を取り、事実を確認したところ、三浦監督は、
「Facebookは使ったことがありません。おそらく偽アカウントでしょう」
とコメントし、辞職報道はすぐに誤報であると発覚。これを報じたメディアは赤っ恥をかいた形となった。
因みに、三浦監督の名を語る偽アカウントは昨日夜、
「みなさん、申し訳ありません。非常に心を痛めています。タイは強いチームでした。この試合で私たちは彼らより劣っていました。私たちが負けたにもかかわらず、ファンは背中を向けることはありませんでした。私はもう、みなさんのチームを率いることが出来ないかもしれませんが、とても楽しかったです。ありがとう。さようなら!」
との内容を英語で投稿していた。
なお、ベトナムサッカー連盟(VFF)のレ・ホアイ・アイン書記長は、「三浦監督の就任以前、ベトナム代表は失敗続きでしたが、三浦監督が就任してからは、各国際大会で好成績を残しています。」と述べ、同監督への信頼を強調している。
(C) bongda+, 三浦監督を名乗る偽アカウントが投稿した内容