イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が20日の演説で「当時、ヒトラーにはユダヤ人を全滅させる意図はなく、追い出すつもりだった」と発言し世界中で波紋を呼んでいる。
その真偽や是非はサッカーサイトなので置いておいて、ドイツといえばサッカー界で有数の「大虐殺」、ネットでいうところの「フルボッコ」大国として知られている。
2002年日韓W杯・サウジアラビア戦での8-0や、昨年のW杯で開催国ブラジルを7-1と粉砕した“ミネイロンの惨劇”は記憶に新しいところだ。
その要因として単純なレベルの高さはもちろんだが、ドイツ人の勤勉で真っ直ぐな国民性が挙げられるだろう。例えばスペイン、ブラジルといったラテン民族の強豪国は、どれほど相手とのレベル差があっても勝敗が決すると遠慮する、というか露骨に手を抜く傾向にある。
しかしドイツには良くも悪くもそうした柔軟性はなく、点差にかかわらず最後まで戦い続ける、日本人が大好物の“ゲルマン魂”があるのだ。
その伝統は現在チリで開催されているU-17W杯でも如何なく発揮されている。
C組に入ったドイツは初戦でオーストラリアを4-1で一蹴。そして、21日に行われた試合でも強豪アルゼンチンをフルボッコにする!
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Here's #U17WC Group C after 2 games
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— FIFA.com (@FIFAcom) 2015, 10月 22
近年、代表の多民族化が急速に進むドイツだがフルボッコの伝統は健在。アルゼンチンを4-0で下し、2連勝であっさり決勝トーナメント進出を決めた。2試合8得点はもちろん出場国で最多だ。一方チンチンにされたアルゼンチンは2連敗。今年はU-20W杯でもあっさり敗退しており、若年層の不振が際立っている。
昨年はブラジル、今年はアルゼンチン…南米の両巨頭をボコにするドイツ恐るべしである。