先日発表された2015年FIFAバロンドールの最終候補者。
ジャンルイージ・ブッフォンの選出外についてはファンの間でも疑問の声があがったが、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドといったお馴染みの顔からケヴィン・デ・ブライネといったニューフェイスまで、様々な選手たちがノミネートされている。
ICYMI:
Here are 23 #BALLONDOR candidates.
Who do YOU think will be crowned on 11 January? https://t.co/VNSyEfIdhW pic.twitter.com/Bj5cibbSXc
— FIFA.com (@FIFAcom) 2015, 10月 20
バロンドールの最終候補者の中に、一流でない選手はいない。いずれも2015年に活躍した選手であり、その類まれな才能で世界中のサッカーファンを熱くさせたのだ。
しかし、そんな23名のリストの中にイングランド人選手の名は1人もいなかった。
プレミアリーグという世界最高峰の国内リーグを持ちながら、近年代表チームは不振に終わっている“サッカーの母国”。才能ある選手が数多く存在しているが、スーパースターと呼べる選手はなかなか輩出できていない。
さらにイングランドクラブのCLでの低迷もあり、今年の最終候補者の中にイングランド人選手は0人だったのだ。
イングランド人選手がバロンドール最終候補者の中に残らないケースは、これが初めてのことではない。実は2013年、2014年に続き3年連続の事態なのだ。
イングランド人選手が最後にノミネートされたのは、2012年のこと。この時はEURO2012などもあった関係でウェイン・ルーニーが最終候補者に選ばれたが、イングランド人選手はルーニーのみ。得票数も23位中15位と振るわなかった。
またルーニーは2011年にもノミネートされ全体で5位となる得票数を得たが、過去5年間でイングランド人選手が最終候補者入りしたはこの2例のみ。メッシやロナウドばかりに目がいきがちだが、ちょっとこれは深刻な事態かもしれない…。