2018FIFAワールドカップ・アジア2次予選グループFの第3戦、ベトナム代表とイラク代表の試合がハノイ市ミーディン国立競技場で8日に行われた。三浦俊也監督率いるホームのベトナムは、試合終了間際のPKでイラクに追い付かれ、1-1で引き分けた。
ベトナムは前半、中東の強豪イラクを相手に試合を優位に進め、25分にFWレ・コン・ビンのゴールで先制する。その後も、イラクの攻撃を上手く封じ込め、カウンターで何度もチャンスを作り、32分には、中央でパスを受けたFWマック・ホン・クアンが鋭い切り返しで相手のマークを外してシュート。しかし枠を捉えられず、前半はこのまま終了。ベトナムが1点リードで折り返す。
後半に入ると、開始早々からイラクの攻撃陣が牙をむく。ベトナムは、ここから防戦一方の展開となるが、守備陣が集中力を切らさず、GKチャン・グエン・マインのファインセーブにも助けられ、何とか凌いでいく。86分には、再びカウンターからビッグチャンスを迎えるが、レ・コン・ビンのシュートは力なくゴール左にそれる。
このまま、逃げ切りたいベトナムだったが、試合終了間際の96分。ペナルティエリア内で、相手FWが放ったシュートがDFグエン・タイン・ヒエンの手に当たってPKの判定。不運な形で土壇場に同点に追いつかれる。
試合はこのままホイッスル。ベトナムはあと一歩のところで勝利を逃し、ホームで痛いドローとなった。これにより、グループFは第3戦を終えた時点で、首位タイ(勝ち点7)、2位イラク(同5)、3位ベトナム(同4)、4位台湾(同0)となった。
なお、ベトナム代表は13日に、ホームでタイ代表と対戦する。
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