17日、『Daily Star』は「WBAのトニー・ピューリス監督は、ジョゼ・モウリーニョ氏に対する5万ポンド(およそ920万円)の罰金は異常だと話し、イングランドサッカー連盟(FA)を激怒させている」と報じた。
先日のサウサンプトン戦で逆転負けを喫したチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、試合後のインタビューで審判のジャッジを厳しく批判した。
それを受けてFAはモウリーニョ氏に対して1試合の入場禁止、5万ポンドの罰金という厳しい制裁を科すことを決定している。
これらの件について話したWBAのトニー・ピューリス監督は、これらの罰金がどこに行っているのかが分からないと答えると同時に、モウリーニョに対する罰金の額は異常であると主張した。
トニー・ピューリス
(WBA監督)
「私は、ラインの外に足を踏み入れたことによってFAから何度も罰金を科されてきた。
しかし、私が言いたいのは、その金が何処に行ったのかということだ。チャリティーに行ったのか? EURO2016に向けた資金になっているのか?
私が罰金を受けたときに尋ねたんだが――誰も答えることは出来なかった。誰かの金を取り上げるなら、それがどこに流れるのかを理解させて欲しいものだ。
私は(モウリーニョに対する)5万ポンドの罰金は異常な額だと思うよ。
マネージャーは軽い罰を時に受ける必要があるが、それを納得できる立場には自分を置くことが出来ないね。なぜなら、処罰と5万ポンドの罰金に怯えているからだ」
なお、FAは徴収した罰金については草の根のサッカーを支援するために使われていると明かしており、連盟の貴重な収入になっていると発表している。