ダミアン・エミリアーノ・マルティネスことダミアン・マルティネスは1992年生まれの23歳。アルゼンチンのマル・デル・プラタ生まれで、アルゼンチンのU-17、U-20代表の経験がある。
インデペンディエンテの下部組織で育ったが、2010年にアーセナルに引き抜かれた。最初にアーセナルの話がでたときには「アルセナル(同じスペルのアルゼンチンのクラブ)の事だと思った。」と語っており本人も驚きだった様だ。
その後はオックスフォード・ユナイテッド、シェフィールド・ウェンズデー、ロザラム・ユナイテッドなどに貸し出され、現在はウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズにシーズンローンで移籍している。
アーセナルでのデビューは2014-15シーズンのチャンピオンズリーグのグループステージ、アンデルレヒト戦。2-1でアーセナルが勝利している。
プレミアリーグデビューは2014年の11月で、現ローマのヴォイツェフ・シュチェスニの負傷に伴い後半から出場。この試合はホームのエミレーツ・スタジアムで行われたマンチェスター・ユナイテッドとの大一番だった。
同年の11月に行われたドルトムント戦でもシュチェスニとダビド・オスピナが負傷していたため出場。クリーンシートを達成し、2-0の勝利に貢献した。
2011年の6月には、怪我で離脱したオスカル・ウスタリの代わりにセルヒオ・バティスタ監督によりA代表へ初招集されたが、マルティネスはこの1ヶ月前にアーセナルのトップチームへ合流したばかり。デビュー前に代表へ招集されるという珍しい現象であった。
シュートに対する反応の速さがウリの選手だが、前述の動画を見る限り足元もしっかりしているようだ。今シーズンはウォルヴァーハンプトンで7試合にフル出場中。”未来の守護神”としてアーセナルサポーターの大きな期待を背負っている選手といえるだろう。