メンバーから見る「本気度」

なのに現在のイラン代表が「100%」と言い切れないのは、2つの要素がある。

1つめは世代交代だ。先日のアジアカップを最後に重鎮ジャヴァド・ネクーナムが代表を引退しており、中核となっていたキャプテンがいなくなってしまった。

さらにカルロス・ケイロス監督は30台を超えたハシーム・ベイクザデーとアミール・ホセイン・サデギの2名を落としており、更なる若返りを図っている。

もう1つは怪我人とサスペンションの多さだ。

イングランドでプレーしているFWレザ・グーシャネジャド、そして招集されていたアリレザ・ジャハンバフシュの2名が負傷でプレーできない。

マハルダード・プーラディは兵役逃れのためにイランに戻れず、ムハンマド・レザ・ハンザデーは4月にカタールでファンを殴って9ヶ月の出場停止になっている。

そのため今回のメンバーの構成は「実績あるメンバーで組めはするが、とにかく層が薄い」という状況にある。

誰もが知っている選手と言えば、ジャラル・ホセイニ、ホスロ・ヘイダリ、イフサン・ハジ・サフィ、マスード・ショジャイー、アシュカン・デジャガー、そしてサルダル・アズムンと言ったところだろうか?

知名度が高い選手で組めば半分と少しくらいと考えれば、力量としてはおおよそ65~70%と考えて良いのではないだろうか。

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