この世の得点記録は2人の男によって全て塗り替えられてしまうのではないか―。
そんなことを危惧するほど、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの得点ペースは異常である。
バルセロナでは6シーズン連続公式戦で40ゴール以上を記録しているメッシ。2012年には年間ゴール数記録を40年ぶりに更新し、91ゴールをあげた。すでにリーガ・エスパニョーラの最多得点者にもなっており、伝説的ストライカーであるテルモ・サーラの記録をあっさりと塗り替えた。
一方、ロナウドも先日レアル・マドリーの最多得点記録に並ぶ323ゴールをあげた。これはあのラウール・ゴンザレスに肩を並べたことになるわけだが(324ゴールですでに超えたというデータもある)、ラウールが741試合でこの記録を打ち立てたのに対して、ロナウドはわずか308試合での達成。その得点ペースは倍以上だ。
そんなメッシとロナウドはUEFAチャンピオンズリーグでも通算得点ランキングの1位と2位に位置するのだが、こんなデータがある。
ICYMI: The updated list of players with Best goalscoring ratio in the Champions League (10+ goals scored)
pic.twitter.com/l9aBR3C5vY
— adil (@Barca19stats) 2015, 10月 1
こちらは、CLにおいて10ゴール以上している選手の中で、出場試合に対する得点率が最も高い15名をまとめた表である。
CLのデータは、取り扱いがやや難しい。予備予選やプレーオフを含めるのか、あるいはチャンピオンズカップ時代のものは対象とするのかなど統計主によってややズレが出てくるため、ここではその精度は一旦問わないものにする。
メッシとロナウドはいずれも1試合平均0.7得点以上を記録しているのだが、注目してほしいのは2位につけているあの選手である。