先月18日から英国で開催中のラグビーW杯。
初戦で南アフリカに勝利し世界を驚かせた日本代表は、続くスコットランド戦に敗れたものの3戦目でサモアに快勝。大金星がフロックではないことを証明し、11日に決勝トーナメント進出をかけてアメリカ代表と対戦する。
サッカーで国際大会を見慣れている人間にはちょっと長い“待ち時間”であるが、その間ディエゴ・マラドーナがアルゼンチン代表の試合を観戦に訪れたり、主審の発言が話題になるなど、サッカー界でも異様な盛り上がりを見せている。
さらに6日に行われた試合ではこんな場面が生まれていたぞ!
En un país futbolero la mejor forma de hacer un try es pateándola para adelante. Tabárez, Rodrigo Silva es uruguayo.
pic.twitter.com/M6oFuSKAPm
— Danilo Costas (@DCostas8) 2015, 10月 6
え、サッカー!?いやいや、これはれっきとしたラグビー、フィジー対ウルグアイでの一幕だ。
サッカーでは誉れ高き初代W杯王者のウルグアイも、ラグビーは8月の強化試合で日本に連敗し、このW杯もウェールズ、オーストラリアに大敗を喫していた。
迎えたフィジー戦でも苦しい展開を強いられていたが、カウンター攻撃の際にウルグアイ代表のロドリゴ・シルバが繰り出したのはなんと足でのドリブル!猛烈な勢いで突進すると、ボールが不規則に変化しコントロールには失敗したものの、これを味方が拾って見事にトライを達成したのである。
通常は腕にボールを抱えて突進するのがラグビーだが、蹴ってドリブルすることもルール上は全く問題ない(ボールが楕円形なので効果的かは疑問だが…)。さすがはサッカーの伝統国だ!
サッカーは8日に2018年ロシアW杯の南米予選が開幕する。このツイッターの投稿者は、「サッカーの国でトライをする最善の方法はキックだね。タバレスよ、ロドリゴ・シルバはウルグアイ人だ」と、ウルグアイ代表の指揮官オスカル・ワシントン・タバレス監督に“逸材”が出現したことを知らせていた。
しかし試合は47-15で敗れ、残念ながらウルグアイは3連敗で予選敗退が決定している。