10月5日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリア代表のチームマネージャーを務めているガブリエーレ・オリアリ氏は、セリエAのチームにイタリア人選手が減少していることを嘆いた」と報じた。

近年グローバル化が続いているサッカー界。その影響を受けてリーグに自国の選手が少なくなっていることは、世界中の代表監督を悩ませている。

イタリアも今季はユヴェントス、インテル、ミランが大きな補強をしたことによってさらに自国選手の比率は少なくなっており、U-21のディ・ビアージョ監督も以前選考が苦しいと話していた

マネージャーを務めているオリアリ氏は、週末に6試合視察しても10名しか見ることが出来なかったと『Radio1』の取材に答え、現状のチーム編成が難しいことを明かしている。

ガブリオーレ・オリアリ
(イタリア代表 チームマネージャー)

「問題は、海外にいる選手達ではない。イタリアのサッカー界でプレーしている選手を見つけようとする際にある。

この週末我々は6試合を視察したが、数えて10人しかイタリアの選手を見ることが出来なかった。そしてチャンピオンズリーグも見たわけだが、我々は数人しかイタリア人選手を見ていない。

海外の選手については問題ない。なぜならそれをモニターするネットワークはあるからだ。問題は内側にあるのだよ。

それは簡単な話ではない。サッカーは繊細な状況の渦中にある。

多くのハイレベルな若手選手がいる。そして素晴らしい展望がある。シモーネ・ザーザが最初に招集されたとき、彼は知名度が低かったものの、それに値するだけの価値を示したわけだ。

インシーニェも同じだ。彼は以前からコンテのリストに入っていたが、昨年は負傷に苦しんでいた。ユヴェントス戦も視察していたが、前半途中の交代には肝を冷やした。彼は重要な技術のクオリティを持っているし、違いを作れる選手だ」

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