その繊細なボールタッチは日本歴代で屈指といわれ、海外でも長くプレーしてきた元日本代表MF小野伸二。彼が週末、久々のゴールを記録した。
小野は2012年からオーストラリアのウェスタンシドニー・ワンダラーズでプレーし、誕生したばかりのチームをレギュラーシーズン優勝に導くなど大活躍。昨年6月にJ2のコンサドーレ札幌でJリーグ復帰を果たすも度重なる怪我に悩まされてきたが、4日に行われた東京ヴェルディ戦でついに札幌での初ゴールを決めている。
0-0で迎えた33分、クリスティアン・ナザリトからのパスを受けると、軽やかなキックフェイントで相手のタイミングを外し、左足のインサイドキックで正確なシュート。
36歳となった今もやはり、小野伸二は小野伸二であることを感じさせる“らしさ満点”のゴールとなった。
小野のゴールで先制した札幌はその後、終了間際に上里一将が追加点を決め、東京Vにアウェイで2-0と快勝。昇格プレーオフ圏内との勝ち点差を8ポイントに詰めたチームは、残り7試合の戦いにすべてをかける。