10月4日、イングランド・プレミアリーグのサンダーランドは「ディック・アドフォカート監督が辞任する」と公式発表した。
また、アシスタントコーチを務めていたゼリコ・ペトロヴィッチ氏も同時にチームを離れることが決定している。後任については未定。
昨季途中に就任し、低迷していたサンダーランドをなんとか残留に導いたディック・アドフォカート監督。しかし今季も開幕から苦戦を続けており、8試合を終えて勝ち点はわずかに3。
3日に行われたウェストハム戦はクビを賭けた一戦であると言われていたものの、2-2と引き分けて勝利を逃した。
同じタイン=ウェアのニューカッスルがマンチェスター・シティに大敗したため、最下位からの脱出には成功したものの、残留圏内のWBAとはすでに勝ち点5の差が開いている。
この結果を受けてアドフォカート監督は会長に辞任の意向を伝え、それをクラブ側は了承したとのことだ。
ディック・アドフォカート
(サンダーランド前監督)
「私を支えてくれた全ての人に感謝したいと思う。多くの素晴らしい人物がいる特別なクラブであるが、私はこれが適切なタイミングだと感じている。私のためではなく、クラブのために。
8試合を終えてチームを離れる決断を下した。サンダーランドを取り巻く全ての人々の事態を好転させる――昨年そうだったように。
私の気持ちを理解してくれた会長に感謝している。クラブの皆とは良い関係のままで別れる。
エリス・ショート会長、リー・コンガートン、そして全てのスタッフ、選手、もちろん全てのサポーターにも、今後の幸運を祈りたい。皆本当に私を歓迎してくれた。
私はここで素晴らしい思い出を作ることが出来たし、将来再び会うことが出来るよう願っているよ」