PVにも“ギリギリ”のこだわりが

― イニエスタといえば、タイアップのPVも毎回よくできていると感じます。イニエスタであれば特徴的なパスの出し方やダブルタッチなど。

どういった部分にこだわって制作していますか?

Satoshi:基本的にモチーフにしている選手の印象的なプレーを再現しています。レオナルド&ジョルジーニョなどは分かりやすい場面があったのでそれを使えば良かったのですが、イニエスタは彼らしいプレーのシーンをいくつか組み合わせました。ただ、デフォルメしている分リアルな人間より骨の数が少ないため選手の動きには制限があります。

Shuhei:CR7のまたぎフェイントなどは結構無理やりやらせました(笑)。頭身が低いためどうしても可愛くなりがちで、かっこよく見せるのがなかなか大変です。

Satoshi:こちらでも時間の経過とともにクオリティが上がっている部分があって、たとえば芝は1年ぐらい前に比べてより立体的になりました。他にもフォーメーションや、対戦相手にこだわっています(笑)。

― なるほど(笑)。

最後に、デザイナー目線でこの『BFB 2015』の魅力は何でしょうか?

Shuhei:制作者目線でということであれば、白黒写真しかないような時代の選手と現代の選手が同時にフィールド上でプレーできるゲームはなかなかないので、ドリームチームが常にできる感じで面白いです。

Iyad:昔サッカーが好きだったけど今はあまり見ていないという人たちにとって、ちょっと前の選手が当たり前のように出てくる『BFB』は楽しんでもらえると思います。

Satoshi:見た目に関していえば、どこもやっていない表現の仕方をしているのでそこはやはり魅力の一つですね。選手の顔もリアルといえばリアルですがデフォルメしていますし、絶妙なところを行っているんじゃないかなと。サッカーゲームなのにサッカーの枠にとらわれないコラボというのも他にはあまりないですからね。そういったところで、監督さんの楽しみとともに話題を提供していければと思っています。


如何だっただろうか。ゲームの制作者というとプロデューサーなどが表に出ることが多いが、ゲーム自体はやはりそれぞれこだわりを持ったスタッフの力が結集して生まれている。

『BFB』も当然その一つであり、“縁の下の力持ち”たちがゲームをより面白いものにしているということが今回のインタビューで少しでも伝われば幸いだ。


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BFB公式HP
http://www.barcodefootballer.com/

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