プレミアリーグで開幕から唯一連勝を続けていた好調マンチェスター・シティを止めたのはウェストハムだった。

リーグ第6節、両者はエティハド・スタジアムで激突し、ウェストハムが2-1で逃げ切って値千金の勝利を掴んだ。

ウェストハムにとって2006年以来となるエティハドでの勝利であり、これでリーグ3連勝。しかも、アーセナル、リヴァプール、そしてシティという強豪相手からも勝ち点3を捥ぎ取っている。

スラヴェン・ビリッチ監督は「この地で2点決めたいなら、もしくはエミレーツで2点決めたいなら、アンフィールドで3点欲しいなら、ちょっとした何かが必要だ。試合が終わるまで全力疾走しなければ、そのチャンスはない。我々はそれに相応しい」と語り、チームが見せたパフォーマンスを讃えていた。

さて、そんな快心の勝利を収めた一戦ではこんなシーンもあった。

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試合終盤、ピッチに倒れ込むウェストハムDFカール・ジェンキンソン。皆が心配そうにするなか、キャプテンであるマーク・ノーブルはその場に駆け寄ると、ジェンキンソンを抱き起したのだ。

余計な時間稼ぎはするな、ということだったのか、少しの間でもチームを10人にするな、ということだったのかは不明だが、彼の熱さが垣間見えるシーンであった。

相手DFオタメンディは「審判、見てよ。大丈夫じゃん!」といったリアクションを見せていたものの、ジェンキンソンはこの直後に交代でベンチに下がっている。自ら代えてくれというサインをベンチに送っていたというジェンキンソンは足を痛めたそうだが、現時点では重傷だという情報はない。

ノーブルは今季退団したケヴィン・ノーランの後を継ぎ、正式にハマーズのキャプテンに任命されたばかり。

この試合後にはビリッチ監督のチーム作りやパイェットら新加入選手のクオリティを讃えつつ、「僕らは勝ち点3を得た。アーセナル、リヴァプール、マン・シティをアウェイで打ち破ったんだ。それは今日の選手たちの手柄だし、監督が築きあげたやり方さ」と誇っていたという。

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