9月19日、『Mirror』は「イングランド・プレミアリーグのチェルシーとアーセナルは、スイス1部のFCシオンに所属しているセネガル代表FWムサ・コナテの獲得を検討している」と報じた。
記事によれば、この両チームがスカウトをスイスに派遣して彼をチェックしているほか、エヴァートンやトッテナムなども興味を示しているとのことだ。
パペ・ムサ・コナテは1993年生まれの22歳。セネガルの各年代で代表チームに入ってきたアタッカーで、2012年にはロンドン五輪にも出場している。
若くしてマッカビ・テル・アヴィヴ(イスラエル)やFKクラスノダール(ロシア)、ジェノア(イタリア)と各国のクラブでプレーしてきたが、才能は高く評価されながらブレイクは出来ていなかった。
しかし昨年加入したシオンではエースとして活躍を続け、昨季は16ゴール、今季も8試合で5ゴールを決めるなど、高い得点力を発揮している。
豊かなスピードとフィジカル、そして反応の良さを兼ね備えており、ここぞという時の勝負強さに長けている選手で、元々はウイングでプレーすることが多かった。
彼の契約は2018年まで残っており、価格は1000万ポンド(およそ13.6億円)に設定されていると言われている。
ただし、代理人を務めているアントワーヌ・イサ・コソコ氏のコメントによれば、ドイツやスペインからもオファーが来ているという。
アントワーヌ・イサ・コソコ
(代理人)
「イングランドの多くのクラブがムサに興味を持っている。チェルシーとアーセナルのスカウトも彼に注目し続けている。しかし、彼はプレミアリーグに取り憑かれているわけではなく、ドイツ、スペイン、イングランドからのいいオファーを検討する。
ハノーファー96、マインツ05、クルブ・ブルッヘは彼に600万ポンド(およそ8.1億円)まで費やすことを考え、この夏に動いていた。しかし、シオンは1000万ポンド以下では売らないと宣言した」