『Flic wiltshire』は「イラク代表MFヤースル・カーシムが、国際試合から引退することを発表した」と報じた。

ヤースル・カーシムは1991年生まれの24歳。イラクの首都バグダッド生まれであるが、若くしてイングランドに渡り、トッテナム・ホットスパーの下部組織で育った経験を持っているボランチである。

現在は2013年から所属しているスウィンドン・タウンでプレーしているほか、昨年には母国イラクの代表チームに招集され、アジアカップにも出場を果たした。日本とも親善試合を含め2度の対戦経験がある。

しかし、彼は先日のインターナショナルマッチウィークで代表に招集された後、タイとのワールドカップ予選に出場することを拒否。

これに関してはイラクの報道で『彼は組織の欠如に疲れている』『移籍マーケット最終日にステップアップに失敗したため、精神状態に問題があった』などの理由が報じられていた。

代表を引退したという噂については、かつての名選手ナシャト・アクラムが『事実ではない』と否定していたのだが、報道によればスウィンドン・タウンの監督を務めているマーク・クーパー氏が本人からその意思を確認したとのことだ。

マーク・クーパー
(スウィンドン・タウン監督)

「彼は全く大丈夫だ。彼はもう国のためにこれ以上戦う意思を持っていない。何らかの理由でね」

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