アスルクラロ沼津は14日、元日本代表FW中山雅史を獲得することを発表した。背番号は39となる。
中山は1967年生まれの47歳、今月の23日には48歳の誕生日を迎える。膝の怪我もあり、3年前に現役を引退していたが、今月5日に沼津の練習に参加。現役復帰へ意欲を見せていた。
藤枝市出身の中山は、藤枝東高、筑波大を経てヤマハ発動機へ加入。ジュビロ磐田、コンサドーレ札幌で活躍し、J1で366試合157得点の最多得点記録を持つ。2000年にはアジアカップ予選ブルネイ戦で開始3分15秒でハットトリックを達成、4試合連続ハットトリックと合わせて2つのギネス記録を所持している。
ゴール前の嗅覚、ハードワークで知られ魂で点をとるストライカー。「ゴン」「ゴン中山」の愛称でも知られ、そのキャラクターもあいまって記憶、記録共に残る日本サッカー界でも随一の存在である。
チームは現在JFL(実質4部)で年間5位。1977年にできた沼津アーセナルを母体とする。クラブ代表の山本浩義はジュビロで監督も務めた山本昌邦氏の弟、ジュニアユース年代はジュビロ磐田と提携しACNジュビロ沼津と名乗っていた時期もある。
静岡県東部からJリーガーを排出する目標を掲げており、ユース年代の日本代表を数多く輩出している。現在、沼津監督を務める吉田謙はACNジュビロ沼津、コーチと持ち上がり今季より就任。1970年生まれであり、中山よりも2学年下にあたる。
また、中山の出身である藤枝市とは、高速道路を使うとおよそ1時間半の距離(約85km)にある。