『Guardian』は『AP』のレポートを引用し「オーストラリア・Aリーグのブリスベン・ロアは、債務返済の期限が9月15日に迫っている」と報じた。

今夏突然フロントスタッフが離脱し、大きな負債を抱えていることが発覚したブリスベン・ロア。オーナーを務めているバクリー・グループ(インドネシア)の資金繰りも悪化しており、給与の支払いも滞っていることが伝えられていた。

現在バクリー・グループはクラブの所有権を売却するための交渉を各方面で行っていると言われているが、この2ヶ月の間あまり進展はなく、経営状態を改善する根本的な動きには至っていない。

支払いが滞っていた給与については先日ようやく支払われたものの、9月15日にはまた今月分の給与の支払期限を迎えることになる。

オーストラリアサッカー連盟はこの日をブリスベン・ロアの債務返済、あるいはその具体的な約束を示す期限として設定しており、今回支払いが滞った場合は即座にAリーグライセンスの取り消しも考慮した動きが行われると発表している。

Aリーグで3度のチャンピオンに輝き、ACLにも何度も出場してきた豪州のビッグクラブとして知られるブリスベン・ロア。ライセンスが剥奪された場合は、オーストラリアサッカー連盟が一時的に所有権を獲得することになる。

デイヴィッド・ギャロップ
(オーストラリアサッカー連盟CEO)

「誰もが経営の危機に瀕していることを理解している。バクリー・グループの説明については総合的なものであったが、もう行動を起こす時間が来ている。

給与の支払いは明日だ。加えて、債務を返済し、資本増強をするという保証が必要だ。このタイムラインに遅れを生じさせた場合、ブリスベン・ロアのAリーグライセンスを取り消すためのプロセスが開始される」

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