今年35歳になったFWリカルド・オリヴェイラが絶好調だ。

ブラジル代表の経験を持つオリヴェイラはサントスが準優勝に輝いた2003年のコパ・リベルタドーレスでロビーニョ、ジエゴと共に一躍脚光を浴び、その後スペイン、2009年からは中東に拠点を移し活躍を続けてきた。

今年1月、約12年ぶりにサントス復帰を果たすと、サンパウロ州選手権で得点王と最優秀選手に輝き、チームを優勝に導いて健在をアピール。

全国選手権でも開幕からゴールを量産しており、9日に行われた第24節、宿敵サンパウロとのダービーマッチでは2-0で迎えた後半、公式戦6試合連続となる3点目のゴールを記録した。

オリヴェイラはこれで全国選手権でのゴールを16に伸ばし、得点ランキングの首位を独走中。年間のゴール数でも29で国内トップに立っている。

そのあまりの“絶好調ぶり”に国内ではセレソン待望論も高まっているようだ。

昨年8月、ネイマールを主将と中心選手に据え発足したドゥンガ体制のブラジル代表だが、今月の親善試合では近年サイドが定位置となっているフッキを最前線で起用するなど、ネイマールの相棒となる1トップに誰を起用するのか未だ定まっていないのが現状だ。

オリヴェイラは2004年に当時のカルロス・アウベルト・パヘイラ監督により初招集され、同年のコパ・アメリカ、翌2005年のコンフェデレーションズカップに出場。ロナウド、アドリアーノらに割って入る活躍を期待されたが、怪我もあり代表からは2007年以来長く遠ざかっている。

しかし今月3日に行われた試合後、その2007年に自身を最後に代表へ招集したドゥンガに以下のようなメッセージを送り、復帰に期待感を示した。

「いつもセレソンのことを考えているし、決して諦めたことはなかった。私は自分が何を出来るレベルにあるかを示していると思うよ」

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