9月9日、『Evening Standard』は「元フランス代表FWニコラ・アネルカは、アーセナルの補強に理解を示した」と報じた。
今夏欧州のクラブで唯一フィールドプレーヤーを獲得しなかったとして大きな話題になったアーセナル。カリム・ベンゼマやゴンサロ・イグアイン、エディンソン・カバーニなど多くの噂がありながら、全て実現せずに終わってしまった。
期待感を裏切った形になったためファンからの批判は強く、既にメディアでは冬の移籍マーケットについて報じられているほどの状況になっている。
しかし、現在インディアン・スーパーリーグのムンバイ・シティで選手兼監督を務めているニコラ・アネルカは、かつて自分もアーセナルでチャンスを与えられたことを話し、ヴェンゲル監督の選択を信頼するべきだと主張した。
ニコラ・アネルカ
「もちろん、勝利していないときには誰もが『よくない』と言うことは出来る。なぜなら、ファンはタイトルを欲しているからね。
誰もが『前線に誰かを買う必要がある』と言うことは可能だ。しかし、以前アーセナルはメスト・エジルを買った。彼は良い選手だ。アレクシス・サンチェスも良い選手だ。彼らはゴールを決めることが出来るし、アシストも決める。
人々は攻撃においてビッグネームを欲しがる。しかし、ジルーはゴールをあげるために十分な選手だ。そして、彼にチャンスを供給できるだけのビッグプレーヤーがいる。
アーセナルには強いチームがある。人々はそれを直視しない。しかし彼らはやるだろう」
「(ジルーについて)
アーセンは私と同じようにした。イアン・ライトがいたとき、彼は誰も買わなかった。私は最前線で仕事をしなければならなかった。
彼は私を信頼してくれた。そして、私は定期的にプレーをし、うまくやった。彼はジルーと同じ選択をしたのだ。
アーセンは彼のチームを信じている。それがお金を使わなかった理由だ。多くのゴールを決めると思っているから、彼はジルーを信頼している。そして、彼は既にそれを見せている。
アーセナルは昨季タイトルを獲った。一昨季にも獲った。なぜ今季それが出来ないというのだ?
人々は静観しなければならない。そして、シーズンの終わりに話さなければいけないよ。もし何も勝ち取ることが出来なければ、何かを言える。
しかし、まず人々はアーセンを信用しなければいけない。彼は自分が何をしているかを理解しているよ」