カーディフのミレニアムスタジアムといえば、ロンドン五輪で日本代表が3位決定戦で韓国代表と戦ったおなじみのスタジアムだ。
2017年のチャンピオンズリーグ決勝の舞台にも選ばれている同スタジアムだが、「プリンシパリティスタジアム(Principality Stadium)」に改名されるという。『BBC』が伝えている。
それによると、カーディフをベースにする住宅金融組合が4600万ポンド(およそ90億円)で2016年1月より10年間のネーミングライツ契約を獲得したという。
プリンシパリティとはイギリス圏ではウェールズの俗称で「ウェールズスタジアム」とも訳せるもの。まさにウェールズを代表するスタジアムとして生まれ変わる。
「ラグビーの聖地」としても知られており、1999年にウェールズで行われたラグビー・ワールドカップに合わせて建設された。建築費は1億2100万ポンド(当時のレートでおよそ200億4200万円)、収容人数は74500人、イギリスで唯一完全に開閉可能な屋根を持つ。
過去にはローリング・ストーンズ、U2、ボンジョヴィ、エリック・クラプトンらがライブを開いており、ボクシング、カーレース、カンファレンスなど使用用途は多岐にわたっている。
こけら落としは2016年2月13日のシックスネイションズカップ、ラグビーウェールズ代表とスコットランド代表との試合になるという。
上記写真は、筆者の撮影による。ピッチとの距離感も非常に近く素晴らしい雰囲気のスタジアムであったことを記憶している。