9月3日、『El Confidencial』は「レアル・マドリーの新監督ラファエル・ベニテス氏は、移籍マーケットの最終日にアルベルト・モレノの獲得交渉を止めていた」と報じた。
今夏レアル・マドリーは、長く所属していたポルトガル代表DFファビオ・コエントラォンをモナコに放出することを決断。これによって左サイドバックを本職とした主な選手がマルセロしかいなくなり、穴埋めの補強を行うことを検討していたという。
そこで、クラブはリヴァプールであまりインパクトを残し切れていないスペイン代表DFアルベルト・モレノの獲得を検討し、クラブ間交渉に持ち込んだとのことだ。
しかし、チームを今季から率いているラファエル・ベニテス監督は、左サイドの穴はアルバロ・アルベロア、そしてナチョによってカバーが可能だと最終的な判断を下し、クラブの動きを停止させたという。
このモレノの交渉中断は、リヴァプールへの移籍が噂されていたロシア代表FWデニス・チェリシェフの去就にも影響を与えたとも考えられているが、こちらについてもベニテス監督は放出に前向きではなかったとのこと。
今夏は例年にない静かなマーケットを過ごしたレアル・マドリー。ポルトからダニーロを獲得し右サイドバックについては人材が豊富であるため、アルベルト・モレノを獲得せずとも層の薄さが問題になる可能性は高くないだろうが、怪我人が続出した場合はこの決断を後悔することもある?