4日に行われた2018年ロシアW杯・北中米カリブ海地域の3次予選で、カリブ海の強豪ジャマイカ代表がホームでFIFAランク139位のニカラグア代表に黒星を喫する波乱があった。

7月に行われたゴールドカップで準優勝を成し遂げ、日本代表とも対戦した1998年以来のW杯出場に期待が高まるジャマイカ。最新のFIFAランクでは52位と、同58位の日本を上回っており、3次予選より満を持しての登場…となるはずだった。

しかし試合開始早々にハンドでPKを献上し先制を許すと、直後に追加点を決められ2点ビハインドに。すぐに反撃に転じるもニカラグアの体を張った守備を崩せず、後半にもワンチャンスから3失点目を喫してしまう。

よもやの展開にスタジアムは静まり返るが、69分にダレン・マトックスの個人技で1点を返すと、78分にはセットプレーからエイドリアン・マリアッパが押し込み1点差に詰め寄る。なおも猛然と攻め立てたが大量失点が響き2-3で敗れた。

ジャマイカは8日に行われるアウェイでの2ndレグで“2点差以上か4ゴール以上”の勝利が必要となり、いきなり予選敗退の窮地に立たされることとなった。

世界最貧国の1つに数えられるニカラグアはこれまでW杯に出場した経験はなく、ベリーズとともに中米最弱とされてきた。しかし近年は2009年のゴールドカップに初出場するなど力を付けてきており、一次予選から登場した今予選ではこの日の勝利で5連勝となった。

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