9月2日、イタリア・セリエAのサンプドリアは「アシスタントコーチを務めていたルイジ・カーニ氏を解任することを決定した」と公式発表した。
ルイジ・カーニ氏は1950年生まれの65歳。エンポリやパルマ、ジェノア、エラス・ヴェローナなどこれまで多くのクラブを率いてきたベテラン指導者であり、サンプドリアでも2000~2002年に監督を務めていた。
彼は今夏サンプドリアの監督に就任したヴァルテル・ゼンガ氏に誘いを受けて、古巣にアシスタントコーチとして復帰したばかりだった。
しかしクラブは8月のセリエA2試合を終えたばかりのタイミングでカーニ氏の解任を決定し、プリマヴェーラの監督を務めていたフランチェスコ・パドーネ氏に置き換えることを発表した。
ルイジ・カーニ氏は『Il Secolo XIX』に対して以下のように話し、解任されたのは全くの青天の霹靂だったと話した。
ルイジ・カーニ
「それはショックだったよ。明らかに突然のことだった。
私はいつものようにトレーニングを行うためボッリャスコ(練習場)を訪れた。しかし、そこでゼンガ監督、そしてディレクターのオスティが『君は解任された』と伝えてきたんだ。
それは何の連絡もなかった。これだけだよ。私は驚いたし、そりゃあ不満だ。しかし、私は自分がやるべき仕事は果たしていたと思う。
おそらく、何かが間違っていたんだろう。私は分からないがね。
いずれにしても、私はこのクラブの未来が最高なものになることを願っている。そして、昨季よりも良いシーズンになるだろうと思う。このチームは質があるからね」