8月31日、『BBC』は「イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、ナントに所属しているセネガル代表DFパピ・ミソン・ジロボジの獲得に近づいている」と報じた。
移籍金は300万ポンド(およそ5.8億円)で、既にメディカルチェックが行われていると考えられているため、契約はすぐに行われるものと考えられている。
パピ・エンブバ・エンブウィワ・アブ・フオンゴ・ババ・ミソン・ジロボジ、通称“パピ・ジロボジ”は1988年生まれの26歳。セネガルの選手にしては珍しく国内でずっと育ってきた経験があり、21歳の時にフランスに渡ってきたDFである。
本職はセンターバックであるが、ナントでデビューした際にはボランチを務めていたことがあり、攻撃的なプレーも得意としている左利きの選手。
190cmを超える体格に圧倒的なスピードとフィジカルを備えつつ、ボール扱いのテクニック、鋭いキックまで持っているという才能の固まりであるが、時に見せる不安定さが欠点である。
今夏苦しいスタートになっているチェルシーは以前から新しいDFを探していると言われており、ジョン・ストーンズ、アイマン・アブドゥヌール、エセキエル・ガライ、マルキーニョスなど多くの選手と噂になってきた。
しかしストーンズはエヴァートンが放出を拒否し、アブドゥヌールはバレンシアへ移籍。ガライは具体的な交渉の進展が聞かれず、状況が停滞していた。