8月24日、『Talksport』は「評論家を務めているジェイミー・キャラガーは、エヴァートンのDFジョン・ストーンズはチェルシーに移籍すべきではないと話した」と報じた。
現在チェルシーが4000万ポンド(およそ77.5億円)のオファーを準備していると言われているジョン・ストーンズ。ジョゼ・モウリーニョ監督が彼の獲得を熱望しており、ストーンズ自身もクラブに移籍要求を出しているとも伝えられている。
しかし、リヴァプールで長く活躍していた経験を持っているキャラガー氏は、ビッグクラブでプレーすることは非常に難しいとして、エヴァートンに残ることを勧めたという。
ジェイミー・キャラガー
「全ての選手が最高レベルでプレーしたいし、トロフィーを勝ち取りたいし、チャンピオンズリーグを戦いたいし、代表チームにも入りたいものだ。それは全選手にとっての野望だ。そして、あとは選手にとって正しいタイミングであるかどうかなんだ。
ジョン・ストーンズは、エヴァートンであと数年間はプレーすることが正しいと思う。彼は本当に良いプレーをしているが、若い選手には浮き沈みがあるものだ。特にディフェンダーにはね。
ミスをすることがあるし、ペナルティキックを与えることもある。それから自信を付けていく。それはディフェンダー人生の一部であり、そこから学んでいくものなんだ。
私は、彼がエヴァートンで毎週プレーできることが保証されていると理解できる方が良いと思う。いくらかの時間を過ごして、それから他のトップクラブに行く。そうなったとき、彼はより経験を手にしており、より良い選手になり、いくらか成熟したプレーが出来るようになっているだろう。
トップレベルのチームでプレーするときには、わずかなミスすらも許されない。ドローになってしまったり、あるいは3ポイントを失ってしまったりすれば、リーグタイトルの獲得に向けて、あるいはチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて大きな影響を与える。
最高レベルのチームにいるときには、仕事の中で学ぼうとすることはできない。彼はエヴァートンであと1、2年を過ごして、それから行動を起こす方が良いと私は思う」
また、同じリヴァプールでプレーしていたことで知られているジェイミー・レドナップ氏も『Daily Mail』のコラムで「エヴァートンはジョン・ストーンズを放出してはいけない」と書いている。
ジェイミー・レドナップ
「これはジョン・ストーンズにとって大きな一週間になるだろう。彼がクラブに移籍の要求を出すのか、あるいは出さないのかにかかわらずね。
ディフェンスには怪我人がいて、ロベルト・マルティネス監督にはストーンズが必要だ。移籍マーケットの終盤で彼を失うことは、エヴァートンにとって致命的な打撃になるだろう」