ドイツの場合
1部から2部への降格チーム数:2.5
降格の条件:2015-16ブンデスリーガ(1部リーグ)を17位と18位でフィニッシュした2チームが自動降格。16位でフィニッシュしたチームがブンデスリーガ2部(2部リーグ)の3位チームとホーム&アウェイの入れ替え戦を行い、敗れたチームが2部に降格(あるいは残留)する。
2部から1部への昇格チーム数:2.5
昇格の条件:2015-16ブンデスリーガ2部(2部リーグ)を1位と2位でフィニッシュした2チームが自動昇格。3位でフィニッシュしたチームがブンデスリーガ(1部リーグ)の16位チームとホーム&アウェイの入れ替え戦を行い、敗れたチームが2部に残留(あるいは降格)する。
備考:欧州5大リーグでは唯一、「入れ替え戦」を設けているドイツ。現在この入れ替え戦では3シーズン連続でブンデスリーガ所属クラブが勝利しており、一度も2部に降格したことのないハンブルガーSVは2年連続でこの入れ替え戦を戦っている。1部リーグの在籍チーム数は18、2部リーグの在籍チーム数も18である。
イタリアの場合
1部から2部への降格チーム数:3
降格の条件:2015-16セリエA(1部リーグ)を18位~20位でフィニッシュした3チームが自動降格。
2部から1部への昇格チーム数:2+1
昇格の条件:2015-16セリエB(2部リーグ)を1位と2位でフィニッシュした2チームが自動昇格。3位~8位でフィニッシュした6チームがトーナメント形式の昇格プレーオフを行い、勝利した1チームが昇格権を獲得。
備考:2部リーグの上位6チームで昇格プレーオフを行うという、ちょっぴり斬新なイタリア。プレーオフのレギュレーションは、6位と7位、5位と8位がそれぞれ1回戦を行い、勝利チームがそれぞれ3位と4位と対戦。そして、その勝利チームが決勝を戦う。2014-16シーズンは、7位ペスカーラ対4位ボローニャ戦が決勝のカードとなり、アウェイゴールルールでボローニャが昇格権を手にした。1部リーグの在籍チーム数は20、2部リーグの在籍チーム数は22である。
フランスの場合
1部から2部への降格チーム数:3?
降格の条件:2015-16リーグ・アン(1部リーグ)を18位~20位でフィニッシュしたチームが自動降格?
2部から1部への昇格チーム数:3?
昇格の条件:2015-16リーグ・ドゥ(2部リーグ)を1位~3位でフィニッシュした2チームが自動昇格?
備考:新シーズンが開幕したにもかかわらず、昇格&降格に関するレギュレーションが定まっていないのがフランスだ。この夏、フランスプロリーグ連盟(LFP)が昇降格チーム数を3から2へと変更したのだが、これにリーグ・ドゥ側が大きく反発。現在、プロサッカークラブ連盟(UCPF)やフランスサッカー連盟(FFF)も交えた対立状態に陥っている。最終的な決定は2015年11月から2016年1月の間にフランス国務院が下すことになっているが、今季は旧来の昇降格数である「3」となる見込みである。フランスリーグをめぐる昇降格レギュレーションのニュースについては、以下の関連記事を参照。
【関連記事】泥沼対立のフランス、昇降格チーム削減案に国務院が判断