復活の4ゴールをあげ、存在感をアピールしたタナネは言う。

ウサマ・タナネ
(ヘラクレス所属)


「見てくれ。俺はまた歴史を作った。非常にうまくいった。

俺のおかげ?いや、チームのおかげだ。俺は勿論非常に満足している。

今日の夜のことは決して忘れないだろう」

かつて平山相太らが在籍したヘラクレスだが、1試合4ゴールをあげたのはタナネがクラブ史上初となる。

右ウイングでプレーするタナネ、左利きの選手で強引なドリブルでカットインしていきゴールを狙っていくのが得意のスタイルとなる。勿論、左右のウイング、トップ下など攻撃的なポジションならどこでもこなす。

左足のキックは遠い距離からでも力強くゴールに迫っていく。特に圧巻なのはフリーキックだ。動画は今季NEC戦であげたものだが、推定距離は35ヤード(およそ32m)となっている。

エールディビジから4大リーグに羽ばたくウィンガーは非常に多い。モロッコ人の前例でいうと、ウサマ・アサイディ(元リヴァプール)、ナセル・シャドリ(トッテナム、ただし現在はベルギー代表へ鞍替え)などがいる。彼らに続くのはまだ先になるかも知れないが、今からチェックしておいて損はないだろう。

(備考:発音規則上では、フランス語ではタンナヌとなり、モロッコではタンナネに近くなりますが、エールディビジの実況に合わせてタナネとしました。)

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