22日に行われたJ1リーグ2ndステージ第8節、鹿島アントラーズはモンテディオ山形を3-0で下した。チーム2点目のゴールを叩き出したのは、ブラジル人MFカイオだった。

ブラジル出身ながら2011年に来日し、千葉国際高校でのプレーを経て、昨年鹿島入り。J新人王を獲得するなど確かな存在感を見せている21歳のアタッカーだ。そのカイオは今季6点目となるゴールのほかにもこんなプレーを見せていた。

左サイドでボールを持つと、寄せてきた相手FW中島裕希の股を抜いて突破。中に折り返すと、遠藤康が見事なボレーでゴールネットを揺らして見せた。

このカイオの股抜きについては、ブラジルの『globo esporte』でも伝えられていた。

何度か紹介しているように、同サイトでは世界各国でプレーするブラジル人選手の動向を追っているのでカイオが特別というわけではない。

とはいえ、「21歳のカイオはブラジルでキャリアを形成しなかった。早くに日本へ移り、鹿島アントラーズでプロになるチャンスを得た」などというこれまでのキャリアと、「素早くタッチできて、通したいところにボールを通せた」という本人のコメントまでしっかり伝えられていた。

鹿島のHPによると、カイオは股抜きの後のプレーについて、自分のゴールをアシストしてくれた遠藤へのお返しになったと述べていた。

「アシストは、(遠藤選手への)お返しということではないけど、ドリブルで仕掛けたらコースを消されて、そこしかなかった。ある意味では、お返しのようなアシストになったと思う」

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