8月22日、『Sportmediaset』など各メディアは「イタリア・セリエAのインテルは、ヴォルフスブルクのクロアチア代表FWイヴァン・ペリシッチ獲得が間近になっている」と報じた。
レポートによれば、その条件は1年のローンで、その料金が800万ユーロ(およそ10.9億円)、付随する買い取りオプションが1200万ユーロ(およそ16.3億円)という異色のパターンで、シャキリ売却の資金で今夏ギリギリ使える分を使ったというような内容となっているようだ。
ヴォルフスブルクとインテルの間でペリシッチの交渉は長い間続けられてきたものの、金銭的な条件で折り合わずに長引いてきた。
しかし上記の条件が提示されたことによって状況は変わり、現在クラブ間でも前向きな動きを見せているという。既に取り引きは完了しているとも言われており、ペリシッチ自身も同意しているとのことだ。
イヴァン・ペリシッチは1989年生まれの26歳。若くしてフランスに渡りソショーで育成されたがトップチームに上がれず、ベルギーのクルブ・ブルッヘに移籍してブレイクした。
その後2011年にボルシア・ドルトムントへ移りリーグ優勝を経験。2013年にヴォルフスブルクと契約し、中心選手の一人として活躍してきたウイングである。
ちなみにソショー→クルブ・ブルッヘでは25万ユーロ(現在のレートでおよそ3400万円)、クルブ・ブルッヘ→ボルシア・ドルトムントでは500万ユーロ(現在のレートでおよそ6.8億円)、ボルシア・ドルトムント→ヴォルフスブルクでは800万ユーロ(現在のレートでおよそ10.9億円)の移籍金が動いており、順調に価値が上がっていることが見て取れる。