1996年に名古屋グランパスエイトからアーセナルに移ると、現在までチームを率い続けているアーセン・ヴェンゲル監督。この世界的な指揮官にまつわるある話題を『Metro』が伝えている。
それによれば、かつてのエージェンドが「(ヴェンゲルは)レアル・マドリーを率いることを固辞した唯一の人物」と語ったとのこと。
こう述べたというのはアンリやヴィエラ、アネルカらのエージェントでもあったというマーク・ロジャー氏。ヴェンゲルは2001~2003年頃に、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長からチームを率いて欲しいと請われていたと広く信じられている。だが、その機会を固辞したとロジャー氏が『L’Equipe』で語ったという。
「彼(ヴェンゲル)は2人のエージェントにだけ話したものだ。サントス・マルケスと私に。マケレレの(チェルシー)移籍の後、ヴィエラや特にヴェンゲルとの(についての?)会談がいくつかあった。
彼(ヴェンゲル)を雇うことはペレスの夢だった。だが、アーセンはそこに行くことを望まなかった。ロベルト・カルロスやフィーゴ、ジダンにベッカムがいたレアル・マドリーの指揮を拒否した世界で唯一の人物だ。彼はそのオファーを拒否するためにかなりの時間がかかった。
会談は2001年にスタートし、2003年になってもまだ議論と交渉をしていた。最後の会談は2003年の1月か2月だった。ペレスはもはやそうはならないだろうと感じており、バルダーノだけがやって来た」