座談会最後は『システムは4-3-3』 、『インパクト重視』でメンバーの皆様に選出していただいたリーガ・エスパニョーラの各ポジションのMVPについて語っていきましょう。
座談会の方は9時間を超えたため、一旦終了してから皆様に選んでいただいたものを纏めて送っていただきました。よって、編集・書記・司会の方を今回担当した結城康平が、それぞれの選手について簡単なコメントを書かせて頂きました。
リーガを継続的に見ていた訳ではないというのもあり、補足的な意味でそれぞれの選手のプレー動画も貼ってあります。ではでは、最後までお楽しみください。
GK、ジエゴ・アウヴェス(バレンシア)
→驚愕のシュートストップに加え、リーガの最高PK阻止率を記録
ヘロニモ・ルッリ(レアル・ソシエダ)
カメニ(マラガ)
ブラボ(バルセロナ)
リーガ・エスパニョーラが、多くの好選手を輩出することでも知られるGK部門。MVPはジエゴ・アウヴェス。
CBコンビと共に最後尾に君臨し、堅守バレンシアの躍進に貢献したブラジル人GKが栄冠を掴みました。怪我で出遅れることになりそうですが、来季も好プレーを期待したいところです。
プレーとしては、その抜群のシュート捌きの巧さが特徴といった感じです。特に、相手のシュートの勢いを殺しながら横に弾き出すようなプレーが多く、柔軟性に優れていることが解ります。二次攻撃を受けるような危ないセーブではなく、余裕を持って最後までボールを確認した上で、相手がいない方向にボールを逃がしているのも特徴ですね。
面白いのは、候補者リストに今シーズンはスペイン人GKが含まれていないことでしょうか。
来季、もしレアル・マドリードにダビド・デ・ヘアが加入することになれば、スペイン代表の守護神的な意味でも、彼に大きな期待がかかってくるのではないでしょうか。チリ代表のブラボ、アルゼンチンの代表のヘロニモ・ルッリのほか、カメルーン代表のカメニも、数年間リーガではトップクラスと言われ続けている守護神。
攻められる回数が比較的少ない上でGKが目立ちづらい印象があるバルセロナとレアル・マドリー。そういう観点から言えば、ブラボがリスト入りしているのはパフォーマンスの傑出具合を示しているのかもしれません。後半に近づくにつれて調子を上げ、アトレティコの守備を支えたオブラクも、来季は有力な候補になりそうです。