8月18日、『Forzaitalianfootball』は「2015-16シーズンで期待できるユヴェントスの若手選手」という記事を掲載した。

昨季もセリエAを制覇し、名実ともにイタリアの盟主であり続けているユヴェントス。今夏はカルロス・テベスとアルトゥロ・ビダルを売却したが、それ以上に多くの補強を行い、チーム力を向上させている。

国内だけでなく欧州のタイトルをも狙うチームは、試合数も非常に多くなることが予想され、若手選手を起用する機会も増えるはず。アッレグリ監督の下、ブレイクするかもしれない若手とは誰なのか?

ダニエレ・ルガーニ

このイタリア人の若手センターバックは、6歳でエンポリの下部組織に入団し、2014-15シーズンのセリエAで唯一全38試合に出場した。すなわち、彼は守備の中心であり、警告も溜めなかったということだ。

その大部分の能力をトスカーナ地方のクラブで育んできた彼であるが、ユヴェントスのプリマヴェーラにも在籍した経験があり、そのやり方については熟知している。

この21歳は、強くて、高くて、そして素晴らしいバランスが取れたセンターバックだ。最終ラインからゲームを作ることも出来る。

彼は戦術的な特質についても印象的なものを持っており、試合をよく読み、相手に寸分のスペースも与えることがない。

経験豊かなジョルジョ・キエッリーニ、アンドレア・バルザーリ、そしてレオナルド・ボヌッチのようなDFは、ルガーニに更なる試合の知識を与えることが出来るだろう。

しかし、この若いセンターバックが彼らのプレー時間のいくつかを奪う、評価が確立された選手達にいくつかのベンチで過ごす時間を強制させることができないという理由はない。

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