8月15日、オランダ・エールディビジのローダJCは「オーストラリア代表FWトミ・ユリッチを獲得した」と公式発表した。
契約期間は1年であるが、さらに1年延長するためのオプションが付随している。
WELCOME TO RODA JC KERKRADE, TOMI JURIC! #koempel #WelcomeTomi pic.twitter.com/zcgMWIUewH
— RODA JC KERKRADE (@rodajckerkrade) 2015, 8月 15
トミ・ユリッチは1991年生まれの24歳。オーストラリア生まれであるがクロアチアにルーツを持っており、プロとしてもクロアチア・セスヴェッテでデビューし、ロコモティーヴァ、インテル・ザブレシッチに所属した経験を持つストライカーである。
2013年にアデレード・ユナイテッドと契約して故郷に戻り、その後移籍したウェスタンシドニー・ワンダラーズで大ブレイクを果たした。
特に2014年のAFCチャンピオンズリーグでは途中出場から貴重なゴールをいくつも奪って注目を集め、オーストラリア代表にも定着。マーク・ヴィドゥカとも比較される存在になっている。
ところが、そんな状況の中で今夏ウェスタンシドニー・ワンダラーズを放出されることになり、移籍先を探さざるを得ない状況となっていた。
難しい夏にはなったものの、最終的には彼が昔から求めていた欧州への移籍が実現することになり、オーストラリア屈指のFWがまた一つステップアップに成功することになった。
なお、ローダJCは今夏オーストラリアとのコネクションを太くしており、既にパース・グローリーからMFロスティン・グリフィスを獲得している。また、ローマのMFダニエル・ダ・シルヴァをレンタルで獲得出来る可能性もあるという。