8月12日、『Telegraph』など各メディアは「イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、セビージャのポーランド代表MFグジェゴシュ・クリホヴィアクの獲得に向けて大きな入札を行う」と報じた。
記事によればクリホヴィアクの契約解除条項は3000万ユーロ(およそ40.7億円)に設定されているとのことで、アーセナルはその金額を支払うことが可能であるという。
グジェゴシュ・クリホヴィアクは1990年生まれの25歳。下部組織から昇格したボルドーではなかなか評価が得られず、一時期はサイドバックにコンバートされるなど不遇な状況であったものの、2012年に移籍したスタッド・ランスでブレイクを果たした。
昨年はセビージャに450万ユーロ(現在のレートでおよそ6.1億円)というバーゲンプライスで移籍し、25試合に出場。長身ながらテクニックにも優れ、守備力も高いという豊かな才能を生かして高い評価を得るだけのプレーを見せた。
アーセナルはジョージアで行われたUEFAスーパーカップにスカウトを派遣して彼をチェックし、現在入札を行うことを準備しているという。
また、『Metro』は「アーセナルは、シャルケ04のドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーの獲得に向けて総額2110万ポンド(およそ40.9億円)の入札を行う」と報じた。
先日ユヴェントスとの間で個人的な条件に合意したと言われているドラクスラーであるが、クラブ間での移籍金交渉がうまくいっておらず、今のところ接近しているとまでは言えない状況にある。
その間隙を縫ってアーセナルは1760万ポンド(およそ34.1億円)+ボーナス最大350万ポンド(およそ6.8億円)という条件でオファーを送る予定であり、シャルケをなんとか説得しようとしているという。
これらの情報の精度はともかくとして、開幕戦でウェストハムにショッキングな敗戦を喫したアーセナルが何らかの補強を行おうとしていることは推測できる。