8月11日、イタリア・セリエAのミランは「ローマからイタリアU-21代表DFアレッシオ・ロマニョーリを獲得した」と公式発表した。
契約期間は2020年6月30日までの5年間。移籍金については2500万ユーロ(およそ33.9億円)+ボーナス最大500万ユーロ(およそ6.8億円)と報じられており、それ以上の価格で販売した場合にその30%をローマに支払うという契約になっているという。
アレッシオ・ロマニョーリは1995年生まれの20歳。ローマの下部組織で育成されたセンターバックで、イタリアの各年代で選抜されてきたエリートプレイヤーである。
ローマではあまり多くの出場機会はなかったが、昨季サンプドリアにレンタル移籍し、30試合に出場するなど好プレーを見せたことから評価を一気に高め、『NEXTネスタ』とも呼ばれている。
彼に対してはアーセナルやナポリも興味を示していると言われていたが、ミランは当初から彼の獲得を希望していることが報じられていた。
金銭的な条件がなかなか折り合わない期間が長かったものの、先日ミランは株式をタイ富豪のビー・テイチャウボル氏に売却することが決定したことからか、オファーを2500万ユーロ+ボーナス最大500万ユーロに増額。
3000万ユーロ(およそ40.7億円)の希望価格を譲らなかったローマも最終的にその条件を呑み、開幕を前にミランへの移籍が決定した。
なお、ミランではガブリエル・パレッタの代理人が「ロマニョーリが獲得された場合は退団する」と明言しており、今後の動きが注目される。