コナミの人気ゲームであるウイニングイレブンの最新作「ウイニングイレブン2016(欧州版:Pro Evolution Soccer 2016)」に、ベトナムのベカメックス・ビンズオンが初登場することになったが、ベトナム代表のレ・コン・ビンに限って言えば、かつてポルトガルのスーペルリーグに在籍したことがあり、既にゲームデビュー済みだ。
レ・コン・ビンは、2009年にポルトガル1部レイションイスSCに4か月のレンタル移籍を果たし、同国でプレーする初めてのベトナム人選手となった。その後、発売されたエレクトロニック・アーツのFIFA10には同クラブの一員として登場している。
当時のデータを見てみると、レ・コン・ビンの総合能力は62となっている。成長させた場合の上限は75で、クリスティアーノ・ロナウド(89~93)やリオネル・メッシ(90~94)には遠く及ばないものの、現スペイン代表のイスコやコケ、現アルゼンチン代表のエリク・ラメラよりも高い能力値に設定されていた。
スピードに関して言えば、レ・コン・ビンの能力値は75で、現ドイツ代表マリオ・ゲッツェや現オーストリア代表のダヴィド・アラバと同レベル。もちろん、これらは2009年時点の成績から査定したもので、上記で挙げた選手たちもこの時点では、無名の新人に過ぎなかった。
今では、遠い世界のスーパースターとなってしまった彼らだが、アメリカ代表に選出されている越僑のリー・グエンのように、環境さえ整えれば、ベトナムからもワールドクラスの選手が育つ可能性があると期待したいものだ。
(C) bongda, レ・コン・ビンとイスコ(枠内)