『Vice』誌は彼のことを「hipster」というスラングを使い、「サッカー界で唯一の流行に敏感な者(hipster)」と彼を讃えている。
そんなスターリッジが昨年、私生活でのこだわりについて『Esquire』紙に語っていた。
ダニエル・スターリッジ(リヴァプール、FW)
「ファッションデザイナーでは、リック・オウエンス、ジョー・ケイスリー・ヘイフォード(息子とやっているケイスリー・ヘイフォードのデザイナー)が好きだ。モノクロのカラーリング、ブロッキングはジ・アンダーテイカーから触発を受けた」
アンダーテイカーはWWEのプロレスラーで「怪人」「デッドマン」などの異名をとる。個人的なイメージで申し訳ないが、彼が着用するライダースジャケットやタンクトップから「黒」を連想させる。
革製品に定評のあるリック・オウエンス、生産国日本にこだわるケイスリー・ヘイフォードはどちらもモード感がありカラーリングはモノクロであることが多くスターリッジはその辺を好んでいるのかもしれない。確かに下記のコーディネイトは彼らからの影響が見て取れる。
また、こうも語っている。
「サッカー選手はファッションセンスがないという固定観念は不公平だね。ジョーダン・ヘンダーソンは非常にドレッシーだし、ママドゥ・サコはスマートなシャツと靴でトレーニングで目立っている。それがパリジャンなんだろうね。ブラッド・ジョーンズはブレザーが好きだ。」
昨年11月にはデイヴィッド・ベッカムらと並び『ブリティッシュ・ファッション・アワード2014』の『ブリティッシュ・スタイル』部門にノミネートされた。残念ながら、大賞はエマ・ワトソンに譲ったが、現役のサッカー選手からは唯一のエントリーとなった。