7月31日、『L'Equipe』は「リヨンは、ディナモ・モスクワに所属しているフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナの獲得を検討している」と報じた。

昨年夏にマルセイユを退団したマテュー・ヴァルブエナは、セビージャなどメジャーなリーグからの誘いはあったもののクラブ間の交渉が合意に至らず、移籍金の満額支払いに合意したディナモ・モスクワと契約することになった。

ところが今夏そのディナモ・モスクワはUEFAからファイナンシャル・フェアプレー制度に違反したということで制裁を受け、欧州のコンペティションから閉め出されることになった。

クラブ側は今後の収入見積もりの縮小に合わせてヴァルブエナなど数名の放出を考えていると言われており、選手本人もフランスへの復帰を希望しているのではないかという報道も出されていた。

リヨンは先日フランス代表MFクレマン・グルニエとゲイダ・フォファナの2名が大きな負傷をしたことにより(グルニエは全治4ヶ月)、中盤の補強に動いていると言われている。

今夏ディナモ・キエフに所属しているモロッコ代表MFユネス・ベランダの獲得にも動いていると伝えられ、近年続いていた経済的に苦しい状況からはやや抜け出し始めているようだ。

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